高額療養費制度―高額療養費の計算方法(高額療養費としていくらお金が戻ってくるのか)
高額療養費の計算方法(払い戻し分の計算方法)
高額療養費の計算式
高額療養費制度とは、医療機関の窓口で支払う3割の自己負担金の1カ月の合計が一定の限度額(=自己負担限度額)を超えた場合、その超えた分(=高額療養費)を払い戻してくれる制度をいう。
高額療養費として、公的医療保険から支給される(戻ってくる)金額は、次の計算式で算出する。
高額療養費として後日支給される金額 = 病院窓口で支払った自己負担額 - 自己負担限度額
したがって、高額療養費として、具体的に一体いくらお金が戻ってくるのかを知るには、次の2つのことを知っておく必要がある。
1.自己負担額
自己負担額については、一定の計算方法(ルール)がある。
このルールを知っているか、知らないかで、高額療養費が大きく異なってくる可能性がある。
次のページを参照。
また、高額療養費制度は健康保険の制度のひとつなので、たとえば、次のような医療費などのように、そもそも健康保険の対象外で自費支払いとなる診療は対象外となる。
- 入院時の食事代・食費
- 居住費(光熱水費相当)
- 日用品代
- 差額ベッド代
- 高度先進医療などの自己負担部分
高額療養費制度―適用範囲(対象となる医療費 適用外・対象外)
2.自己負担限度額
自己負担限度額の算出については、年齢(70歳未満か70歳以上か)で異なり、さらにそれぞれで所得別に区分された計算式を使用する。
つまり、所得区分により、計算方法が異なる。
詳細については、次のページを参照。
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