[保険]医療保険・年金保険等

健康保険・国民健康保険等の社会保障制度について、手続きや保険料計算の仕方、免除、扶養家族や任意継続の問題、高額医療等の給付内容から医療費控除の確定申告(国税庁)まで様々な観点から整理しています。


高額療養費制度―条件


高額療養費の条件

人の生命にも関わってくる医療費については、高額療養費制度というセーフティラインがある。

医療費で困ったときに知っておくべきこと

ただし、この制度を利用するには、一定の条件・要件がある。

このページでは、高額療養費制度を利用するための条件についてまとめる。

高額療養費制度を利用するための申請の手続きについては次のページを参照。

高額療養費の申請の手続き・方法・仕方・手順

 

なお、高額療養費制度を補う制度として、限度額適用認定証という制度がある。

こちらの制度を利用したほうが、一時的な経済的負担がなく、また、煩雑な手続きもしなくてもすむ。

ただし、高額療養費制度よりも若干条件がきびしくなっている。

 

1.年齢

高額療養費制度では、年令による制限はない。

ただし、後述するように、74歳未満の人の場合は、所定の手続きが必要になる。

 

2.入院・外来を問わず対象

高額療養費制度では、入院、外来を問わず、その対象になる。

これに対して、限度額適用認定証の交付の対象となるのは、入院だけである。

 

3.保険適用外ではないこと

保険適用外の診療・差額ベッド代・食事療養費などは高額療養費制度の対象にはならない。

これは、限度額適用認定証の制度についても同じである。

詳細については、次のページを参照。

高額療養費制度の対象

 

4.1カ月に1回申請が必要

74歳未満の人の場合は、高額療養費の支給を受けるには申請が必要になる。

高額療養費の支給申請手続きの概要

しかも、その申請手続きは1カ月に1回する必要がある。

これに対して、75歳以上の人の場合、最初に一度振込先を届け出れば、個別の高額療養費支給の申請は不要である。これは、高齢者が申請手続きをすることは困難であるとの配慮に基づいたものである。

 



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  1. 医療費で困ったときに知っておくべきこと
  2. 高額療養費制度とは
  3. 高額療養費制度―(参考)高額医療費とは
  4. 高額療養費制度―条件
  5. 高額療養費制度―対象(高額療養の対象になる医療費・対象外になる医療費)
  6. 高額療養費制度―高額療養費の計算方法(高額療養費としていくらお金が戻ってくるのか)
  7. 高額療養費制度―高額療養費の計算方法①―自己負担額
  8. 高額療養費制度―高額療養費の計算方法②―自己負担限度額
  9. 高額療養費制度―高額療養費の計算方法②―自己負担限度額―70歳未満の人の場合
  10. 高額療養費制度―高額療養費の計算方法②―自己負担限度額―70歳以上75歳未満の人の場合
  11. 高額療養費制度―高額療養費の計算方法―例外―特例の負担軽減措置①―世帯合算
  12. 高額療養費制度―高額療養費の計算方法―例外―特例の負担軽減措置②―多数該当
  13. 高額療養費制度―申請手続き
  14. 高額療養費制度―申請手続き―方法
  15. 高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度1―後払い制を補う制度
  16. 高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度1―後払い制を補う制度①―限度額適用認定証(高額療養費の現物給付)
  17. 高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度1―後払い制を補う制度①―限度額適用認定証―要件
  18. 高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度1―後払い制を補う制度①―限度額適用認定証―申請手続き(限度額適用認定証の申請方法)
  19. 高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度1―後払い制を補う制度②―高額療養費貸付制度
  20. 高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度1―後払い制を補う制度②―高額療養費貸付制度―申請手続き
  21. 高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度2―自己負担限度額自体を補う制度
  22. 高額療養費制度の問題点
  23. 高額療養費制度に関する相談・問い合わせ窓口
  24. 特定疾病療養―高額の治療を長期間続ける場合

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