高額療養費制度―高額療養費制度を補完する制度2―自己負担限度額自体を補う制度
自己負担限度額自体を補ってくれる制度
高額療養費制度とは、医療機関の窓口で支払う一部負担金の1カ月の合計が一定額を超えた場合、その分を払い戻してくれる制度をいう。
大変ありがたい制度であるが、この制度でも救うことができない人たちを救ってくれるセーフティーネットがさらにある。
1.低所得者への軽減措置
高額療養費制度のおかげで医療費が押さえられるとはいっても、一般の家庭で月約8万円の支出というのは、家計を直撃する。
そこで、高額療養費の制度のなかで、さらに低所得者(住民税非課税世帯。住民税が課税されていない世帯)への軽減措置がある。
この場合の目安であるが、3~4万円が医療費の最高限度額となる。
2.生活保護の医療扶助
さらに、高額療養費制度を利用しても医療費を支払うことができない場合の最後の砦となるのが、生活保護の医療扶助という制度である。
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