[保険]医療保険・年金保険等

健康保険・国民健康保険等の社会保障制度について、手続きや保険料計算の仕方、免除、扶養家族や任意継続の問題、高額医療等の給付内容から医療費控除の確定申告(国税庁)まで様々な観点から整理しています。


出産手当金―申請手続き―必要書類等―出産手当金支給申請書―③事業主が証明するところ


出産手当金支給申請書の記入要領(記入項目・記載事項)

事業主が証明するところ(事業主の証明欄)

出産手当金支給申請書で重要な箇所は次の3つの部分に大別できます。

  1. 被保険者が記入するところ...申請者が記入する欄
  2. 医師または助産婦が意見を記入するところ...医師・助産の証明欄
  3. 事業主が証明するところ...事業主の証明欄

このうち、「3.事業主が証明するところ」は出産手当金の支給金額や支給期間を決定するために必要となる情報です。

次のような記入項目があります。

勤務状況

「勤務状況」には、会社を休んだ期間を含む勤務状況を記入します。

つまり、会社を休んだ期間の前後の出勤等している分も記入します。

この項目は出産手当金の支給期間を決定するために必要となる情報です。

「1.被保険者が記入するところ(申請者が記入する欄)」の内容と一致していることが必要です。

なお、出勤「◯」、有給「△」、公休「公」、欠勤「/」のいずれかのマークを記入します。

公休(土日祝日)についても、会社から給与が支払われない場合には、出産手当金は支給されます。

労務に服することができなかった(会社を休んだ)期間の賃金支給の有無

会社を休んだ期間に会社から報酬を受けられる場合には、その報酬の額を控除した額が出産手当金として支給されることになるために、必要となります。

賃金支給状況

基本給、通勤手当など支給した(する)賃金の内訳を記載します。

出産手当金の支給金額の決定に必要となる情報です。

給与の種類

次の中から選択します。

  • 月給
  • 日給
  • 日給月給
  • 時間給
  • 歩合給
  • その他

賃金計算

給与が何日締めの何日払いかを記載します。

賃金計算方法(欠勤控除計算方法等)

たとえば、給与の種類が時間給の場合は、「@1000円×8時間×10日=80000円」などと記入します。

全国健康保険協会出産手当金支給申請書記入例より

計算方法を記入することで、支払審査事務の迅速化につながります。



現在のページのサイトにおける位置づけ

現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 23 ページ]

  1. 基礎・基本の用語・概念―公的医療保険の制度でいう出産
  2. 出産(育児)一時金
  3. 出産(育児)一時金―内容
  4. 出産(育児)一時金―要件・条件
  5. 出産(育児)一時金―支給申請の手続き―手順・方法・仕方
  6. 出産(育児)一時金―補完制度―事前申請制度
  7. 出産(育児)一時金―補完制度―直接支払制度
  8. 出産(育児)一時金―補完制度―直接支払制度―手続き
  9. 出産(育児)一時金―補完制度―出産費貸付制度
  10. 出産(育児)一時金―補完制度―出産費貸付制度―手続き―健康保険の場合
  11. 出産(育児)一時金―資格喪失後の給付とは(会社を辞めても出産育児一時金は給付される)
  12. 出産手当金
  13. 出産手当金―内容(支給金額と支給期間)
  14. 出産手当金―適用対象者・適用範囲
  15. 出産手当金―要件・条件
  16. 出産手当金―申請手続き
  17. 出産手当金―申請手続き―必要書類等―出産手当金支給申請書
  18. 出産手当金―申請手続き―必要書類等―出産手当金支給申請書―①被保険者が記入するところ
  19. 出産手当金―申請手続き―必要書類等―出産手当金支給申請書―②医師または助産婦が意見を記入するところ
  20. 出産手当金―申請手続き―必要書類等―出産手当金支給申請書―③事業主が証明するところ
  21. 出産手当金―資格喪失後の給付とは(会社を辞めても出産手当金は引き続きもらえる)
  22. 出産手当金―資格喪失後の給付を受けるための要件・条件
  23. 出産一時金委任払制度

現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー