［保険］医療保険・年金保険等

保険給付の種類―国民健康保険の３種類の給付

国民健康保険の保険給付については、給付が義務づけられているかという観点から次の３種類に区分することができます。

1. 法定必須給付
2. 法定任意給付
3. 任意給付

１．法定必須給付

法定必須給付とは、必ず実施しなければならない保険給付のことで、具体的には次のような保険給付がこれに相当します。

• 療養の給付
• 入院時食事療養費
• 入院時生活療養費
• 療養費
• 高額療養費
• 保険外併用療養費
• 訪問看護療養費
• 移送費

２．法定任意給付

法定任意給付とは、原則として実施しなければならない保険給付のことで、具体的には次のような現金給付の保険給付がこれに相当します。

• 出産育児一時金
• 葬祭費・埋葬料

実際にほとんどの市区町村や国民健康保険組合で実施されているようです。

３．任意給付

任意給付とは、実施が義務付けられていない（条例や規約の定めによって特に行うことができる）保険給付のことで、具体的には次のような現金給付の保険給付がこれに相当します。

• 傷病手当金
• 出産手当金

実際にはほとんど実施されていないようです。

なお、健康保険では以上の給付はすべて実施されています。