［保険］医療保険・年金保険等

健康保険―保険料の計算方法―保険料率

保険料率とは

保険料率の定義・意味

保険料率は、健康保険の保険料の算定に欠かせないものです。

保険料率とは、月額給料のうち、 どれくらいの割合を保険料として納めるか、ということで、所得税などにおける税率みたいなものです。

一般保険料率ともいいます。

保険料率の分類・種類

保険料率は、協会管掌健康保険と組合管掌健康保険とで（つまり、保険者により）異なります。

各保険者（組合管掌健康保険では各組合）が保険料率を設定します。

保険料率の内訳・明細

保険料率は、基本保険料率と特定保険料率とから構成されています。

基本保険料率

基本保険料率とは、加入者の医療給付、保健事業に充てるための保険料率をいいます。

特定保険料率

特定保険料率とは、前期高齢者納付金、後期高齢者支援金、退職者給付拠出金、病床転換支援金等に充てるための保険料率をいいます。

保険料率の決定方法

協会管掌健康保険の場合

全国健康保険協会（協会けんぽ）が、都道府県ごとに、年齢構成や所得水準の違いを調整した上で、地域の医療費を反映した保険料率（都道府県単位保険料率といいます）を設定します。

組合管掌健康保険の場合

各組合ごとに一定の範囲で保険料率を設定することができます。