[保険]医療保険・年金保険等

健康保険・国民健康保険等の社会保障制度について、手続きや保険料計算の仕方、免除、扶養家族や任意継続の問題、高額医療等の給付内容から医療費控除の確定申告(国税庁)まで様々な観点から整理しています。


任意継続―手続き―加入手続き


任意継続の加入手続き

任意継続の加入手続きは「健康保険任意継続被保険者資格取得申出書」を退職後20日以内に健康保険組合または被保険者の住所地の協会けんぽ等に提出して行う。

手続きの手順の流れは次のとおりである。

  1. 加入条件を満たしているか確認する(→任意継続にするため要件・条件
  2. 申請書(「健康保険任意継続被保険者資格取得申出書」)を入手して作成する
  3. 扶養家族がいる場合は添付書類も準備する
  4. 申請書を窓口に提出もしくは郵送する(資格喪失日以後20日以内必着)

申請者

被保険者本人。

ただし、会社が手続を代行してくれる場合もある。

 

申請先(場所)

申請先は、次のいずれかである。

 

申請の期間(期限・時期・日数)

会社を退職して健康保険の被保険者の資格を喪失した後20日以内である。

ただし、20日目が土・日・祭日の場合は翌営業日までとなる。

郵送もできるが、資格喪失日以後20日以内必着である。

 

なお、国民健康保険の手続きでも資格喪失日から14日以内という届出期間があるが、仮にこの届出期間を過ぎたとしても、国民健康保険に加入することができる(国民皆保険の理想である)。

ただし、手続が遅れた場合には遡って国民健康保険料を納付しなければならない。

これに対し、任意継続では手続きが遅れた場合には、原則として(天災などの正当な理由がない限り)任意継続を利用することができない。

 

仮に任意継続にした方が国民健康保険に加入するよりも得な場合であっても、この届出期間を過ぎてしまっていては国民健康保険に加入するしかない。

住んでいる地域によっては年間数十万円単位で保険料が違ってくる場合もあるので、注意を要する。

 

任意保険の加入手続きに必要なもの(必要書類等)

申請書

申請は、「健康保険任意継続被保険者資格取得申出書」という所定の様式で行う。

上記申請書には、退職前の保険証番号を記入する項目があるので、会社に保険証を返却する前に保険証のコピーを取っておく。

なお、申請書は、協会けんぽのホームページからダウンロードすることもできる。

同ホームページには、記入例などもある。

 

添付書類・提示書類その他持参・用意するもの等
被保険者のみの場合

不要

 

被扶養者がいる場合
  • 住民票など

添付書類については、さまざまなケースがありますので、申請先にご確認ください。

 

その後の手続き

新たな健康保険証の交付

任意継続に加入すると、新しい健康保険証が交付される。

なお、在職中に使用していた健康保険証は使用することはできない。

資格喪失届とともに会社に返却する必要がある。



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