公的医療保険の適用対象者―被扶養者―健康保険の場合
被扶養者とは
被扶養者の定義・意味など
被扶養者(ひふようしゃ)とは、被保険者本人によって扶養されている人をいう。
ただし、被扶養者になるには一定の要件・条件があり、健康保険(組合健康保険・政府管掌健康保険)、共済組合、船員保険などで、それぞれ定められている。
被扶養者の制度の目的・役割・意義・機能・作用など
保険料を支払っていなくても保険給付が受けられる
公的医療保険では、被保険者本人が病気・けが・死亡・出産した場合に保険給付が行われる。
そして、本人だけでなくその被扶養者についても、所定の手続きをすれば、病気・けが・死亡・出産について保険給付が行われる。
この場合、保険料を支払うのは被保険者だけであり、その被扶養者は、保険料を支払う必要はない。
保険料を支払う必要がないので、「扶養」というわけである。
なお、国民健康保険では、加入は世帯単位となる。
したがって、たとえば、夫婦子供の4人世帯で、夫が世帯主の場合、夫世帯の夫婦子供の4人全員が被保険者となるので、そもそも被扶養者という概念はない(保険料の支払いも世帯単位で行う)。
被扶養者の要件・条件
健康保険では、次の2つの要件・条件を満たせば、被扶養者になることができる。
- 被扶養者の範囲...被扶養者になれる範囲の人であること
- 被扶養者の収入条件…主に被保険者本人の収入により生計を維持されていること
被扶養者の手続き
健康保険の被扶養者するための手続きについては、次のページを参照。
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- 公的医療保険の適用対象者―被扶養者―健康保険の場合―要件①被扶養者になれる範囲の人であること(被扶養者の範囲)
- 公的医療保険の適用対象者―被扶養者―健康保険の場合―要件②主に被保険者本人の収入により生計を維持されていること(被扶養者の収入条件)
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