がん保険
がん保険とは
がん保険の定義・意味・意義
がん保険とは、民間医療保険のうち、原則として、がん(ガン 癌)だけを保険対象とする医療保険をいいます。
がん保険に加入していると、癌にかかった場合にさまざまな名目の給付金が支払われます。
がん保険の趣旨・目的・役割・機能
日本では、アメリカなどとは異なり、公的医療保険制度上は国民皆保険が実現しています。
しかも、高額療養費という制度もありますので、患者の1カ月の自己負担額には上限があります。
つまり、アメリカなどのように民間のがん保険等に加入していなければ、標準的ながん治療さえ受けられないという状況ではなく、癌にかかっても健康保健や国民健康保険などの公的医療保険によりすでにある程度は保障されているといえます。
そのため、日本におけるがん保険の役割は、医療費の自己負担額の保障(高額療養費制度により歯止めがかけられていますが…)、休職などによる収入の保障(これも健康保険であれば、傷病手当金という制度があります。ただし、国民健康保険では実施されていません)、高額療養費制度の対象とはならない差額ベッド代や公的医療保険の対象外となる先進医療の保障といったことになります。
したがって、民間のがん保険に加入する場合は、ただ不安だからという理由だけでなく、自分がそれを必要とする意味(たとえば、先進医療を受けたい等)をきちんと理解したうえで(つまり、自分にとって本当に必要なのかをきちんと検討したうえで)、加入するようにしましょう。
会社の経営者であれば、法人向けのがん保険には、節税ツールという側面もあります。
ただし、国税庁が2012年4月27日付けで行ったがん保険の取り扱いに関する税制改正(通達)により、同日以降の新規契約分に関してはその節税効果には制約が加えられました。
がん保険の分類・種類
がん保険には、掛け捨て型と保険料が掛け捨てとはならない貯蓄性がある(積立てができる)貯蓄型とがあります。
掛け捨て型のがん保険では掛け捨てになる分、保険料が安くなります。
- 掛け捨て型
- 貯蓄型
がん保険の選び方のポイント・注意点
次のページを参照してください。
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 2 ページ]
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ