公的医療保険の運営者―保険者
保険者とは
保険者の定義・意味・意義
保険者(ほけんしゃ)とは、医療保険事業を自己の事業として行い、自己の計算において保険料(税)を徴収して保険給付を行い、その他事業に付随する業務を行うものをいう。
つまり、医療保険事業の運営者である。
保険者の具体例
国民健康保険の場合
国民健康保険については、国民健康保険法で、市町村・特別区と国民健康保険組合が保険者とされている(3条)。
したがって、国民健康保険は市区町村ごとに運営されることになるので、たとえば、別の市区町村へ引越しをする場合には、引越前と引越後の両方の役場に対して、届出が必要になる。
健康保険の場合
健康保険の保険者については、勤務先の企業規模に応じて、次のようになります。
全国健康保険協会(協会けんぽ)
社会保険庁は、2010年(平成22年)1月1日の日本年金機構(特殊法人)の設立とともに廃止された。
2008年(平成20年)10月から、全国健康保険協会(協会けんぽ)が新たな保険者として設立されている。
この協会は、非公務員型の公法人で、全国一律の保険料率ではなく、都道府県ごとに地域の医療費を反映した保険料率を設定する。
保険者と関係・関連する概念
被保険者
保険料を納めることで保険給付を受ける側の人のことを被保険者という。
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