肝臓の検査―血液検査―アルブミン
(" 栄養状態の検査―血液検査―アルブミン(ALB) "から複製)
アルブミンとは
アルブミンの定義・意味・意義
アルブミンとは、肝臓だけでつくられる、血液中のたんぱく質のひとつである。
アルブミンの趣旨・目的・役割・機能
肝臓の異常
肝臓に異常があると、血液中のアルブミン値が低くなる。
低栄養の指標
健康な人でも、低栄養・栄養不足(つまり、たんぱく質不足)の場合は、値が低くなる。
そのため、血液中のアルブミン値を検査することで、栄養状態を調べることができる。
免疫力・老化
血液中のアルブミン値が低いと、免疫力が低下したり、老化が早まるという。
クロワッサン『こんな生活習慣で、病気にならない』 マガジンハウス、2013年、6頁。
認知症
赤血球数・HDLコレステロール値・アルブミン値が低いと、認知機能の低下が2~3倍起きやすいという、東京都健康長寿医療センター研究所の調査結果(2014年7月)がある。
つまり、これは低栄養状態が認知症のリスクを高めることを示している。
アルブミンの検査
検査対象
特定健康診査
特定健康診査では、アルブミン値は検査項目とはされていない(追加項目または受診対象年齢が限定)。
検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方
基準値・標準値・適正値(平均・目安)
4.2~5.1g/dl
基準値は、検査機関により異なる。
基準値より低い場合
栄養状態の指標
3.8g/dl以下で低栄養予備群、3.5g/dl以下で低栄養と判断される。
肝臓の状態の指標
肝硬変や劇症肝炎などで肝臓のたんぱく合成能力が低下していることが疑われる。
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