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肝臓の検査―血液検査―ALT(GPT)


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GPTとは

GPTの定義・意味・意義

GPTとは、肝細胞に多く含まれる酵素のひとつです。

GPTの別名・別称・通称など

ALT

GPTはALTと呼ばれることが多くなってきました。

GPTの検査の趣旨・目的・役割・機能

肝機能の指標

GPTは肝臓に障害が起こると、肝細胞内から血液中に漏れ出て、値が高くなります。

そのため、GPTは肝機能の状態(肝細胞の破壊の程度)を調べるための一般的な検査項目となっています。

つまり、肝機能の一般的な指標といえます。

GPTの位置づけ・体系

健康診断で、肝機能の状態を調べるための一般的な血液検査の項目には、GPTも含めて次のようなものがあります。

  1. GOT
  2. GPT
  3. γ-GTP
  4. ALP
  5. 総ビリルビン
  6. 血清総たんぱく

検査数値結果の見方・読み方・解釈の仕方

基準値

4~30IU/L

GPTは、従来は40までが基準値とされてきました。

しかし、31以上あると、肝臓に異常があるケースが多いことがわかってきました。

基準値より高い場合

健康な人でも、常に古い肝細胞が壊れて新しい肝細胞が生まれているので、ある程度の量のGPTは血液中に存在します。

しかし、肝臓に脂肪がたまったり(脂肪肝)、炎症が起きると(肝炎)、GPTの値が高くなります。

また、肝臓に何らかの障害が起こって、肝細胞が大量に破壊されると、血液中のGPTの値が高くなります。

GPTが31以上ある場合、その多くは脂肪肝ですが、肝炎(慢性肝炎、脂肪肝炎)、肝硬変、肝がんなどの重い病気が潜んでいることがあります。

この場合は、まずは肝炎ウイルス検査を受けてみることをお勧めします。

参考:健診で見つからない!隠れ肝臓病100万人(2009年09月16日放送分) : ためしてガッテン - NHK http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20090916.html



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