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肝臓の検査―血液検査―ALP


(" 肝臓の検査―ALP "から複製)

ALPとは

ALPの定義・意味・意義

ALPとは、肝臓内の胆管でつくられる酵素のひとつです。

 

ALPの検査の趣旨・目的・役割・機能

ALPは、肝臓、胆道(肝臓から十二指腸までの胆汁の流れる経路)、骨の状態を調べるための検査項目です。

1.肝臓の状態を調べる

ALPの高値は、肝機能の低下を示します。

アルコール性肝障害が慢性化して肝硬変になった場合、γ-GTPがあまり高くならず、ALPが著しく高くなることがあります。

 

2.胆道の状態を調べる

γ-GTPと同様、胆道が障害され、胆汁の流れが悪くなる「胆汁うっ滞」(胆汁の排泄障害)があると、ALPの値が高くなります。

 

3.骨の状態を調べる

ALPは、骨や腸などにも存在するので、これらが障害された場合にもALPが血液中に出てきて、その値が高くなります。

ほかの肝機能検査で異常がなく、ALPが高値の場合は、骨の病気の可能性があります。

また、ALPは、女性の更年期でも高くなる場合もあります。

 

ALPの位置づけ・体系

健康診断で、肝機能の状態を調べるための一般的な血液検査の項目には、ALPも含めて次のようなものがあります。

  1. GOT
  2. GPT
  3. γ-GTP
  4. ALP
  5. 総ビリルビン
  6. 血清総たんぱく

 

検査数値の結果の見方・読み方・解釈の仕方

基準値

80~260IU/L

基準値は、検査機関により異なります。

 



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