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膝（ひざ）の痛み―原因・病気―変形性膝関節症―治療法・対策―関節内注射―ヒアルロン酸

変形性膝関節症の治療法・対策―関節内注射―ヒアルロン酸

ヒアルロン酸の関節内注射とは

ヒアルロン酸とは、人間のからだのさまざまなところに含まれ、特に、目の硝子体や皮膚、関節液などに多く含まれる成分です。

ヒアルロン酸は、非常に高い粘性と弾性があり、膝や肩などの関節の動きをよくする潤滑油のようなはたらきと、衝撃を吸収するクッションのはたらきをしています。

しかし、変形性膝関節症になると、関節液中のヒアルロン酸の量が少なくなります。

そこで、膝関節の中に注射でヒアルロン酸を直接補う治療法が、ヒアルロン酸の関節内注射です。

ヒアルロン酸の関節内注射の効果

痛みをとる

ヒアルロン酸を注射することで、関節の動きが改善され、痛みが軽減されます。

その効果は、非ステロイド性消炎鎮痛薬と同等であるとされています。

軟骨細胞の増殖を促したり炎症を抑える

ヒアルロン酸の注射は、軟骨細胞の増殖を促したり、炎症を抑えるなどの効果もあると考えられています。

ヒアルロン酸のサプリメントの効果は

ヒアルロン酸のサプリメントを飲んでも、ヒアルロン酸は膝関節には十分に届きません。

したがって、ヒアルロン酸は注射で直接注入しないと、痛みを和らげるなどの効果は期待できないと考えられています。

ヒアルロン酸の関節内注射の対象者

ヒアルロン酸の注射による治療法は、病気の程度が中等度までの場合や手術を受けられない場合に用いられます。