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膝（ひざ）の痛み―原因・病気―変形性膝関節症の経過と症状

変形性膝関節症の経過と症状

概要・概略・全体像

変形性膝関節症の症状の進行は、エックス線検査の画像により、次の４段階に区分されます。

1. ほぼ健康な状態（１度）
2. 軽度（２度）
3. 中等度（３度）
4. 重度（４度）

１．ほぼ健康な状態（１度）

「ほぼ健康な状態」では、自覚症状はほとんどありません。

２．軽度（２度）

エックス線検査でも、骨と骨のすき間が狭くなっているのがわかります。

歩き始めたり、立ち上がるときに、ひざが痛みます。

３．中等度（３度）

ひざの痛みはますます強くなります。

階段の上り下がりが困難になります。

ひざを完全に曲げることができなくなり、正座をするのも困難になってきます。

また、このころには、「ひざに水がたまる」ようになります。

４．重度（４度）

動いているときだけでなく、じっとしていてもひざが痛むようになります。

正座はもちろんのこと、ひざを伸ばすこともできなくなります。

脚全体の変形が進み、歩行が困難になります。