膝(ひざ)の痛み―原因・病気―変形性膝関節症―治療法・対策―水(関節液)を抜く治療
変形性膝関節症の治療法・対策―水(関節液)を抜く治療とは
水(関節液)を抜く治療の意味・意義・定義など
膝関節全体は、関節包という袋で完全に包まれています。
そして、この関節包は、関節液で満たされています。
ところが、膝関節に炎症が起きると、関節液が過剰につくられ、これが関節包にたまるようになります。
関節包は痛みを感じるので、関節液がたまる(いわゆる「水がたまる」)と、ひざに痛みが生じるわけです。
水(関節液)を抜く治療とは、ひざに注射をさし、このたまった関節液を抜く治療をいいます。
水(関節液)を抜く治療の効果
痛みをとる
たまった水(関節液)を抜くことで、痛みを取り除くことができます。
ただし、その効果は一時的なものです。
膝関節の炎症の原因自体を取り除かない限り、水(関節液)を抜いても、1週間程度でまたたまってきます。
多くの場合、水(関節液)を抜いたあと、ヒアルロン酸やステロイド薬などの関節内注射による治療法もあわせて行われます。
これにより、膝関節の炎症の原因などを取り除くことが可能となります。
くせにはならない
ひざの水(関節液)を抜く治療をすると、水がたまりやすくなるなどといわれることもありますが、そういうことはありません。
くせになるからといって、ひざにたまった水(関節液)をそのままにしておくと、痛みが増してきます。
水(関節液)がたまって痛みがあれば、水(関節液)を抜く治療を受けたほうがいいでしょう。
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