医療費控除―医療費控除の申請・申告のポイント
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医療費控除の申請・申告のポイント
医療費控除を申請・申告する際は、2つのポイントがあります。
1.本人の医療費に家族全員にかかった分も合算して申請・申告する
医療費控除というしくみは、本人の医療費だけでなく、家族全員の分も合算できるのが特色です。
そこで、医療費は自分だけでなく、家族全員にかかった分を合算して申告します。
なぜならば、10万円以上の医療費がなくてはそもそも申告することができないからです。
ただし、年間所得が200万円以下の場合には、その5%を越える医療費があれば、医療費控除の申告をすることができます。
たとえば、家族の1人1人の医療費が、それぞれ10万円を超えていない場合、別々だとそもそも申告することができません。
また、仮に家族全員の医療費がそれぞれ10万円を超えていたとしても、別々に申告してしまうと、各人の医療費からそれぞれ10万円が引かれたうえで所得控除されてしまいます。
つまり、合わせて10万円×家族の人数分が切り捨てられることになり、トータルの控除額の点で不利となります。
2.家族の中でもっとも年収の多い人が申請・申告する
そして、家族の中で一番所得の多い人がまとめて申告すると、さらにお得です。
なぜなら、所得が高いほど所得税率が高くなるので、その分戻ってくる税金が多くなるからです。
たとえば、所得税率が20%の人が申告すれば、税金は10%の人が申告した場合の2倍戻ってきます。
そこで、確定申告の際には、 家族の中で所得が一番多い人が医療費を支払うことに決めておき、その人が医療費控除を申告するようにしましょう。
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