医療費控除―医療費控除で還付される税金の額
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医療費控除で戻ってくる税金の額
医療費控除というと、1年間に要した医療費から10万円を引いた残りの額が丸々戻ってくると思っている人も多いようですが、そうではありません。
医療費控除で戻ってくる税金の額は、その人の所得税の税率※によります。
※所得税の税率は所得に応じて5~40%まであります。
また、医療費控除を申告すると、その内容は自動的に市区町村にも報告され、住民税も軽減されることになります。
したがって、医療費控除で戻ってくる税金の額は、1年間に要した医療費から10万円を引いた残りの額に、その人の所得税と住民税の税率を足し合わせた率を掛け合わせた金額となります。
医療費控除で戻ってくる税金の額 = 医療費控除額 × (所得税の税率 + 住民税の税率)
医療費控除額については、次のページを参照してください。
たとえば、医療費控除の対象となる額(医療費控除額)が10万円で、所得税率が20%の場合、住民税は一律10%ですので、3万円の税金が戻ってくることになります。
また、所得税率が30%なら、4万円の税金が戻ってきます。
これは、 医療費控除によりいくら税金が戻ってくるかは、その人の税率により異なってくるということを意味します。
したがって、家族の中で一番所得の多い人(つまり、所得税率の高い人)が申告して医療費控除の適用を受けたほうが有利ということになります。
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