栄養状態の検査―血液検査―血清フェリチン
(" 栄養状態の検査―血液検査―血清フェリチン "から複製)
血清フェリチンとは
血清フェリチンの定義・意味・意義
血清フェリチンとは、血清以外に貯蔵されている鉄である貯蔵鉄を調べる(推測する)ための、血液検査の検査項目です。
ただし、一般的な健康診断の血液検査の検査項目には入っていません。
そこで、内科や婦人科などで、「貧血気味なので、血清フェリチン値を調べてください」などというかたちで受診すれば、保険適用で調べることができます。
血清フェリチンを検査する趣旨・目的(血清フェリチンで分かること)
血清フェリチンを調べることにより、鉄欠乏性貧血、さらには、さまざまなガンや炎症の有無などがわかります。
検査数値の見方・読み方・解釈の仕方
基準値・標準値・正常値
基準値は、性別と年齢により異なります。
基準値より低い場合
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血(鉄分不足による一般的な貧血)の疑いがあります。
基準値より高い場合
さまざまなガンや炎症などが起きている疑い(可能性)があります。
ただし、ガンの発生部位を特定することはできません。
対策・対処法・治療・治し方
鉄欠乏性貧血の場合
鉄剤が処方されます。
血清鉄は約1~2カ月ほどで正常化します。
ただし、貯蔵鉄はまだ十分に補充されていません。
そのため、半年~1年程度は鉄剤の服用を続けます。
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