漢方―証―診断・判定基準②―気・血・水―気―気の異常―気うつ(気鬱・気欝)
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気うつとは
気うつの定義・意味・意義
気うつとは、漢方の用語で、生命活動を営むためのエネルギーである気(漢方)が停滞した状態をいいます。
気うつの位置づけ・体系
漢方での西洋医学の診断に相当するものは証(しょう)といいます。
そして、証の判定の基準・ものさしとして、次の2つがあります。
- 陰(いん)・陽(よう)と虚(きょ)・実(じつ)
- 気(き)・血(けつ)・水(すい)
漢方では、「気・血・水」が体内を流れて生命活動を維持していると考えます。
そして、病気は、この気・血・水の流れに異常が起きることととらえます。
この気の異常には、大別すると、次の3つの種類があります。
- 気虚(ききょ)…気が不足した状態
- 気うつ…気が停滞した状態
- 気逆(きぎゃく)…気が逆流した状態
気うつの症状・病状・病症
気が停滞すると、抑うつ、不安感を感じます。
また、気が停滞した場所により、喉・胸のつかえ感(喉や胸がつまった感じ)や腹部膨張感などの症状が現れます。
ただし、症状は移り変わることがよくあります。
気うつの治療法・治療方法
漢方薬
気うつに対する代表的な漢方薬としては、次のようなものがあります。
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 香蘇散(こうそさん)
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