ターミナルケア
ターミナルケアとは 【terminal care】
ターミナルケアの定義・意味・意義
ターミナルケアとは、主に癌などの不治の病に冒されて治癒の見込みがないときなどの終末期医療をいいます。
癌にかぎらず、老衰、その他の慢性疾患なども含まれます。
ターミナルケアの趣旨・目的・役割・機能
クオリティ・オブ・ライフ(quality of life)の向上
通常、医療は救命、延命を目的とします。
しかし、ターミナルケアは延命を目的とするものではなく、身体的・精神的苦痛を軽減することによって、人生の質=クオリティ・オブ・ライフ(quality of life)を向上することを目的とするものです。
つまり、残された日々を安らかに過ごすための医療です。
そのため、身体的苦痛を軽減するためにモルヒネを投与等するほか、精神的苦痛(死への不安感・恐怖感等)を軽減するための心理的なケアも行われます。
医療費削減
ターミナルケアは医療費削減という側面も有しています。
ターミナルケアの分類・種類
ターミナルケアを専門に行う施設をホスピス(緩和ケア病棟)といいます。
また、ターミナルケアはホスピスに限らず、病院、そして、自宅・家庭※でも行われます(→在宅ターミナルケア)。
※1992年(平成4年)に医療法が改正され、在宅医療が認められることになったので、自宅にいながらもあらゆる診療が可能となりました。
ターミナルケアの医療保険での取り扱い(取扱い)
ホスピスや病院におけるターミナルケアはもちろんのこと、在宅ターミナルケアについても、公的医療保険の対象となります。
また、ホスピスの入院にかかる費用は、一般病棟に入院する場合とまったく同じです。
ただし、ホスピスの場合は、包括払い方式が採用されています。
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